アルスマグナLIVE TOUR 2016 「炎夏祭~SAMBA CARNAVAL~」福岡2Daysを観て感じた事
アルスマグナLIVE TOUR 2016 「炎夏祭~SAMBA CARNAVAL~」の福岡2Daysに参加してきました。
ライブなので「観劇してきました」と言えなくて何だかムズムズします。
普通のライブレポなどができない性質なので、今回初参加してみて、色々考えた事などをいつも通りだらっと書き散らしたいと思います。
ライブのセットリストだとか、何を話しただとか、書いていません。
現在思い出し作業中だったりします…(笑)
■「非常(ハレ)と言う常(ケ)」に触れる
神生アキラ君*1がライブの告知などをする際に「普段の生活の中に“非日常”をお届けします」と言う様な事を言っていたのを何かの配信で観ました。
それが何だかずっと印象的で、言われずとも私の生活の中に差しこまれる「舞台」だとか「ライブ」だとか、たった2時間から長くて4時間、全く外界から切り離されたあの時間は確かに非日常です。
アルスマグナのライブもまたその非日常の一つになったのですが、なんだかとても不思議な感覚でした。
福岡ドラムロゴスで見たアルスマグナのライブが今直接目の前で起こっている事のように思えなかった。
常日頃、私が動画やネット配信で観ているアルスマグナがまったくそのまま目の前にいる。確かに目の前にいるのに、直接音や熱気や感情が自分の皮膚を貫いていく事を不思議に感じてしまう妙な感覚がありました。
比較対象がテニミュや、推し君になってしまうのですが、多分アルスマグナはテニミュや推し君の比にならない程、驚くほど矢継ぎ早に「今」を提供するグループだからなのかなと思いました。
知らない方に詳しくすると、彼らの公式ブログは毎日必ず彼ら5人が記事を上げ、毎週末深夜にラジオがあり、アキラ君に至っては全国ネットの深夜ラジオ*2の準レギュラーです。
夏ツアーが始まって、仙台公演の当日の深夜CDTVの特番*3に生出演。
またこの福岡公演の直前に、六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATION 2016への参加があり、その様子がAbemaTVで配信されました。
【#アベマでテレ朝夏祭り🍧】
— AbemaTV (@AbemaTV) 2016年7月27日
2.5次元コスプレダンスチーム<アルスマグナ>のライブを独占生中継🎤本日18:45〜20:00(予定) キレのあるダンスにご注目🙇🏼https://t.co/cXvHNPieK4 pic.twitter.com/kWiTaz7TST
ライブ参加も初だし、まだライブDVDも持っていませんでしたので、この配信はとても有難かったです。
翌日にはニコニコで配信されているTMR西川さんの「イエノミ!!」にゲスト出演。
みなさまこんにちは、クロノス学園生徒会です。本日22時よりニコ生放送 西川貴教のイエノミ!! ~第百二十一夜~ 出演!!ぜひ沢山の応援よろしくお願いいたします!TS予約・ご視聴はこちら!→https://t.co/qN08pOeVkl
— クロノス学園生徒会 (@chronos_sc) 2016年7月28日
これを経て、今回の直接のライブ参加は、立て続けにモニタ越しに観てきたアルスマグナの「現在」と、あまりにもそのまますぎました。
テニミュは「キャラ(ハレの状態)」と「演者(ケの状態)」の瞬間が違います。
提供される「今」が二種類あって、「ハレの今(キャラとして舞台に立っているその瞬間)」が正しく非日常です。
それに慣れてしまうとアルスマグナの「本人(ハレでありケである状態)」とは、こちらから観ているメンバーのハレとケの区別がなく地続きと言うか、「非常が常」であるんだなと感じました。
彼らにとっての常を私達に届ける際に非常として届けていると言う事なのかと理解した時、とても不思議な感覚でした。
■足して2で割った2.5
この時の記事でアルスマグナの事を「-0.5固定」であると書いたのですが、今回ライブを観て、そして上記記事以降アキラ君がラジオで話してくれた事*4などを踏まえて、自分の中で明確に
- 原作付き2.5舞台=2次元+0.5
- ドルステ=3次元-0.5
- アルス=(3次元+2次元)÷2
みたいな式ができあがって、今色々腑に落ちてきました。
「2.5次元」の話をする所にアイドルステージを突然入れるのは違うという方もいらっしゃると思いますが、なんとなく、2.5次元を語る上でアイドルステージシリーズって避けて通れない物になっていると思うんです。プレイヤー的な話しだけでなく。
原作付2.5次元系舞台とは違ったアプローチの2.5次元だと思います。
3次元に在る実在青年たちを、あり得ないほど極端な、でも受け止める事ができる程度に、半歩現実から遠ざけた「非実在青年」に落とし込む2.5次元。
「非実在青年に落とし込む」と言う所が少しだけアルスマグナ寄りだと思います。
RadiPrismのアキラ君のお話はとても目から鱗だったし、上の式に辿り着くきっかけだったので、成程なあと唸りました。
■現実と寄り添う
アルスマグナは全員がばちばちに踊れるので、迫力が凄いです。
上記で「ハレとケの区別が無い」と書きましたが、アキラ君も含め5人全員で踊ってる最中は、まぎれもなくハレそのものでした。
偏差値2みたいな事しか言え無くなるんですけど、はちゃめちゃカッコ良かったです…。
でも何となく、「まだ宗教じゃないんだな」とか、普通にそう思ってしまいました。
やってる事は神子に近いし、「踊れる」と言う事で神事に近づけていて、まともに人間のようには思えないメンバーが、そのまま地続きに「人間対人間ですよ」みたいに対峙してくる。
テニミュ観劇で、キャナルシティホールに入る時、TDCホールに入る時、一歩進むごとにどんどん数秒前の日常から切り離されていく感覚があります。
でもアルスマグナのライブは常に背中に現実がぴったり寄り添っているような感じでした。
それが当然だと思いださせて貰った気がしたし、悲観する事ではないんだなと思えました。
単純にダンスを観るのが凄く好きなので、やっぱ生でパフォーマンスみるのが一番ですね。無事に癖(へき)に刺さるエピもありました。
おいかけるぞー!!