ポンコツバロン@回転する夜を観て
一個前の記事で書いた内容と重複する箇所もありますが、そのまま書きます。
ネタバレなどあります。
■会場の空気
PONKOTSU-BARON project 第2弾 『回転する夜』 を観劇しました。
会場に入ると舞台上のセットに布が掛かっていて、そして目隠しのように天井から三枚の幕が下りそこに海の映像が投影されていました。
BGMはその波の音と、ラジオから聞こえてくるような音質の沢田研二(ジュリー)の曲。
なんとなく、自分の住んでいた田舎を思い出して、気味の悪い気持ちになりました。
自分はあまりあの土地が好きではなかったので、それとリンクしてしまい、会場に入る度に胸がザワザワしました。
上演時間になると暫く幕に映像が流れて、セットに掛かっていた布がするすると両端に引っ張られて行くんですが、それがなんだか潮の満ち引きみたいでした。
海の中から部屋が出てきた。
天井から吊られた幕がバサッと落とされ、ストーリーが始まります。
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ままならん
まだうまく整理がついていませんが、とにかく、まず思ってる事を。
PONKOTSU-BARON project 第2弾 『回転する夜』 を観劇してきました。
公式ツイッターで何度も「重厚なストレートプレイ」と表現が出てきましたが、こう、私がまだ舞台を観たりする以前に抱いていた「演劇」のイメージそのままの舞台でした。
地方出身者であればあるほど心にずしんと来るものがあるお話。
田舎特有の閉塞感とか、仲間内のいじめにも似たからかいとか、「考えてる考えてる」っていうだけで実際どうなのか解らない友人の事だとか。
5日夜から楽まで計4回観劇しても、まだ色々考えがまとまりません。
もうちょっとでまとまりそうだけど(笑)
凄く、凄く良い舞台だなと思いました。心がしんどくなるけれど、しんどいだけじゃなくて、色んな事を頑張ろうって、行動に移そうって思える舞台でした。
それぞれに身の丈に合った幸せを手に入れられたら良い。
凄く良い舞台だっただけに、それだけに、本当に今回の安川さんの降板が残念でした…
パンフレットは安川さんがいる状態での4人の対談が載っているんですが、それを読む感じどうも正規の配役は
ノボル:安川純平、サダオ:西島顕人、ニッキ:赤澤燈、アッくん:味方良介
だったのかな…?
プロジェクト内で最年少の安川さん、立海キャスト時代から結構愛され系の弄られ役だった記憶があります。ノボルの立場に似ています。
ポンコツバロン内ポンコツ担当(誰かが言ってました/笑)の二人が兄弟で。
安川さんのノボル観たかったな。
終わったし、何より本人が一番悔しいだろうけど、どうしても言葉にしちゃう。
個人的な意見と言うか思った事なんですけど、5日のアフタートークで、味方さんが「街でばったり知り合いに合う事が良くある」と話していて、西島さんに話を振った際
「…ばったり会って、そのあとどうするの?」とか
「(自分が知り合いを見かけたら)見なかった事にする…」って言ってて
元々凄く人見知りだと言う事は知っていたけど、そんな事言う人が、人とのコミュニケーションとかしがらみとかそう言う繋がりを大事にしなきゃいけない役柄をやってると思うとずっしりとヘビーですね…
でもパンフの西島さんのお写真がお人形じみていて最高of最高でした。口元が恋月姫さんの作品を彷彿とさせます。
俺の推し最高だな!!!!!原型師が良いんだな!!!
取り合えずこんな感じで
追記(2016/2/19)
まとまりました
サムネが凄いふざけた写真になってしまった…
こっちもそのまま残しておこうと思います。この記事の題名はアッくん(味方良介さん)のセリフで一番心に残っているものです。
一言で、ノボルに色んな事を悟らせるアッくんは、やっぱ凄くカッコいいと思いました。
Traumaology
この記事のあと急に閲覧数が跳ね上がって「!?」って思ってたんですが、引用記事元の寅太さんがツイッターで紹介してくださったみたいで。
有難うございます。事後報告すみません…いつも見てます…
先日急に、学生時代に観た映画の事を思い出したんですが、思い出そうとするたび心臓が物凄い音を出して、あ、トラウマみたいになってるのかなと。
ヌルいサブカルクソ野郎みたいな人種なもので、主演が鳥肌実氏と言う事とこう言う映画がまさかこんな片田舎に来るなんて!と友人と盛り上がりまくって観に行ったのがきっかけでした。
こう、気グルof気グルって感じで、気グルの蠱毒って感じで、今も思い出しながら心臓ドクドク言ってるんですけれど、でも突然
「うわあああ観たい!!DVD売ってる!?!買うか!!!!」
って勢いに任せて買いそうになるけどすぐスンッ(着席)ってなります。
つい最近までヒロインの立島夕子さんが主役だと思っていました。
割ととんでもない映画なんで、お勧めは致しかねるんですけど、
突然「うわあああああ観たい!!!!!」って発作を起こします。
その度に心臓ドクドクする。そしてスンッ(着席)ってなる。
この映画の事を思い出して、なんとなく以前にまとめた「推しの普通の気グル役が観たい」と言う欲求は、これに起因しているのかなあって思いました。
あまり上手に思い出せないんですが、この映画に、下着姿のヒロインが自室に現れた女子高生と大乱闘するシーンがあったと思うんですけど、イケメンも半裸の状態で奇声あげながら男子高校生と大乱闘しよう…って思いました(気グルof気グル感)
(何か機会がありましたら…映像のクオリティはちょっと「うーん」って感じですが、終始気グルが楽しめるかと思います)
久しぶりにファンレターを書きました
新しい舞台が決まって、書こう書こうと思って漸く久しぶりのファンレターを書きました。
筆不精な事もあるけど、何となく、観てもいないのに書いてもなとか、自分如きの手紙でどう思う事もないだろうけどそれでも、なんか急かしてしまうんじゃないかなとか思ったり。
それでも漸く書く口実ができて、色々書く事を考えるのが楽しかった。
次に書く時は舞台観た後かな。
その次はDVD観た後かな。
できるだけ即行動に移せるようにしないとなあ。
思い立ったが吉日、鉄は熱いうちに打て!
手紙を書きながら、改めて色々推しに対して思っている事の整理をしている自分がいました。
ファンレターってどこまで行っても自己満足と言うか、書いてるこっち側のものなんだなあと思いました。
そこから何かを受け取ってくれるのは決して自分の言葉が推しに届いたとかではなく、推しが自身の為に考えて、導き出した事なんだろうな。
でもそのきっかけになれたのだとしたら、この自己満足も中々のものなんでしょうね。
◆追記
手紙を書く時にこちらのエントリーを参考にさせて頂きました!
ちょっとだけ勇気を貰って、初めて私事とか交えて手紙を書きました…
「君から沢山良い影響を貰ってるよ!!」と言う事が少しでも伝わったら良いな。とか思いながら。
非実在青年の実在する細胞に思いを馳せる
先日ツイッターで見かけたこの記事に、いまだに大興奮しています。
感動と恐怖でドキドキがとまりません。オーバーテクノロジーが過ぎませんか?
この展示を観に行った方の感想ツイートでも「馬鹿馬鹿しい発想だけどサイコでホラーで狂気」と言っていて
重ねますが私も震えるほど恐ろしく、祈るほど感動してしまいました。
この「非実在青年の実在する細胞」と言うトンチキな展示物の登場で、私もふと、倫理的な問題とか色々な事はこの際気にせずに色々トンチキな妄想をしました。
今回はまだ展示できる「生きた細胞」であったけれど、いつの日か「生きたミクちゃん」が誕生するのか、もしそうなったら、情報として誕生したミクちゃんが生身のミクちゃんとして誕生したならば。
ならば、情報として存在する存在するに足る情報を得た「テニスの王子様」の男の子達も生身の「テニスの王子様」として誕生できるのか。
完璧な越前リョーマ君が、目の前に立ってくれるのか。
彼らは「完璧なミュキャス」になれるのかと。
ただここでふと「演じるとは」と言う、別の大きな問題にぶつかりました。
本物の王子様として3次元に生まれなおしたはずの王子様達が、自分達を「演じる」とは一体どういう事なのか。
本人(オリジナル)であるはずの彼らが、何故自分自身を演じ舞台に立たねばならないのか。
という問題にも発展しました(脳内で)
まさか、(完全にそうではないけれど)0から生まれ生身を得て、3次元に生まれなおした2次元の住人達がクローン(複製)と同じ問題にぶち当たるとは思いもよらなくて。
頭が悪い自分をこんなに呪った事はないほど考えるのが楽しい問題でした。
ぐるぐる考えるだけで、答えは出ないし、まとまりもしないけど。
ファンタジックでとても恐ろしい物が、芸術として存在する現在に生きれて、こんなに嬉しいのは久しぶりでした。